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2011年08月19日

【今週のみっけ】葉っぱにも注目してね

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sarusuberi.jpg

 

みっけにんゆうちゃん さん

みつけた日2011815

みつけた場所:滋賀県大津市

みつけたいきもの:サルスベリの花

みつけたコメント:借りている畑の敷地の境界に植えられています。

URLhttps://www.mikke.go.jp/post/detail/125343

 

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今年からいきものみっけの調査対象種に加わったサルスベリ。住宅地や公園に植えられているし、
よく目立つ色のわかりやすい花なので、みっけ報告も増えています。
 
樹皮がつるつるしていて、サルでも滑って登ることができないという意味でつけられたこの名前、
昔の人の命名のセンスには感心させられます(実際は、サルは苦もなく登ることができるそうですが...)。 

 このサルスベリ、実は葉っぱのつき方が変わっています。というよりかなり不規則で、
向かい合っていたり、少しずれていたり、時には左右交互に2枚ずつ並ぶことも。
今度見つけたら、花だけでなく葉っぱにも注目してみてくださいね。(W


2011年08月12日

ローカルみっけウィーク 本日よりスタート!

 いきものみっけの対象種には、地球温暖化などが原因で、以前よりも分布を北へ広げていると言われている

生きものがいます。ツマグロヒョウモンナガサキアゲハアオスジアゲハクマゼミ4種です。

また、外来種であるアカボシゴマダラは、関東地方に持ち込まれた後、徐々にその分布を周辺へ拡大しているようです。

 今回のローカルみっけウィークでは、これらの5種の特に分布の境界付近と考えられる地域や、

これまで目撃情報が少なかった地域からのみっけ情報を募集します。tsumaguro.jpg

 

● ツマグロヒョウモン

1980年代まで、ツマグロヒョウモンは西日本に分布するチョウでしたが、近年、関東地方南部ではほぼ定着したと考えられます。今後、関東地方北部や新潟県でも定着するのか、また東北地方での目撃は増えていくのか、注目したいと思います。

 

 

 

20092010年度いきものみっけの結果▶


● ナガサキアゲハ

日本海側の分布については、環境省の調査によれば、定着の北限と思われる福井県には多数の記録があります。

しかし、これまでのいきものみっけの結果では、日本海側の分布の状況ははっきりしません。太平洋側においては、

関東地方南部では定着していると考えられますが、今後さらに北の地域でも定着するのでしょうか。日本海側や

関東地方北部、福島県などからより多くの情報を集めたいと思います。 

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20092010年度いきものみっけの結果▲    日本の動物分布図表(環境省,2010)より▲

aosuziageha.jpg

● アオスジアゲハ

 かつては分布の北限が、日本海側は秋田県、太平洋側は岩手県とされていましたが、近年は青森県でも確認されています。いきものみっけでも2010年に青森県からの報告がありましたが、東北地方からより多くの報告を寄せていただきたいと思います。アオスジアゲハの食樹であるタブノキが分布している海岸沿いでは特に注目してみてください。

 

 

 

20092010年度いきものみっけの結果

 


● クマゼミ

クマゼミは、西南日本に代表的なセミですが、近年は関東地方08-10kumazemi.jpgにまで分布が拡大しているとして注目されています。しかし、関東地方では以前からクマゼミは生息していましたが、気温の上昇や都市化の影響などにより、個体数が増え目立つようになったという見方もできます。今後さらに北の地方でもクマゼミの目撃が増えるのか、関東地方北部での生息状況を把握するとともに、北陸地方からより多くの情報を集めたいと思います。

 

 

 

20082010年度いきものみっけの結果

 


● アカボシゴマダラ

1995年に埼玉県で見つかって以来、神奈川県・東京都を中心に周辺へ分布を拡大しています

アカボシゴマダラのページ参照)。2010年までに生息が確認されている地域の周辺では、

今年、目撃の可能性が大です。すでに山梨県から2件の報告がありました。静岡県東部や

千葉県西部でも是非注意して探してみてください。エノキがある公園や街路樹がみっけポイントです。

 

 

対象地域と、そこで注目すべきいきものは以下の通りです。

東北地方...アオスジアゲハツマグロヒョウモンナガサキアゲハ(福島県)

関東地方北部(群馬、栃木、茨城)...クマゼミツマグロヒョウモン

関東地方南部(神奈川・東京・埼玉・千葉)、山梨、静岡...アカボシゴマダラ

北陸地方(石川・富山・福井*・新潟)...ナガサキアゲハクマゼミツマグロヒョウモン(新潟県)

*8月5日のトピックスでは、福井県が含まれていませんでしたが、今回の対象地域です。

 

期間:2011年8月12日(金)~2011年9月11日(日)

 

みなさんからの情報が分布の変化を把握する重要な手がかりになります!該当地域の皆さん、

周りの人にも声をかけ合い、これら5種の情報や、その他のいきもののみっけ報告もたくさん

お寄せください!

 

 

2011年08月12日

【今週のみっけ】イニシャル・W

+。○───────────────────────────2011.08.12─────○。+

 

 

koezozemi.jpg

 

みっけにん: ポンちゃん  さん

みつけた日: 20110801

みつけた場所: 広島県庄原市

みつけたいきもの: コエゾゼミ

みつけたコメント: 山頂近くでたくさん鳴いていた。

URL: https://www.mikke.go.jp/post/detail/123311 

 

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  背中にWを背負っています!なんて、おしゃれなセミでしょう、私も見てみたい!

  彼らは、標高1000メートルの山頂付近にいるそうで、あつーい街を出て、涼しい山へ探しに行って

     みるのもいいかもしれません。

  セミの声を聞くと、暑さがいっそう増すように感じますが、暑くないと海も川も山も祭りも楽しくない!

     8月も中盤にさしかかっていますが、大人も子どもも、いきものたちと一緒にステキな夏を過ごしてください。(I)

 

2011年08月11日

【みっけトリビア】実はすごい!?コウモリたちの驚きの能力

コウモリは現在日本のほ乳類の中で最も種数が多い仲間です。およそ120種のほ乳類のうち、コウモリの仲間は35種と約4分の1をしめています。世界のほ乳類約5400種のうち最も多いのはネズミの仲間で約40%、コウモリの仲間は1116種、およそ20%であることを考えると、日本はコウモリの種類が多い国と言えます。

 

オオコウモリと小型のコウモリ

コウモリの仲間は、果実や花などを食べる大型のオオコウモリと、昆虫を食べる小型のコウモリに大きく分けられます。海外の小型コウモリには、魚やカエルを主食とする種もいます。中南米にはおもに家畜の皮膚に傷をつけて血をなめる「チスイコウモリ」がいますが、日本には血液を食べ物とするコウモリはいません。

 kokikugashira.jpg

コウモリの声

超音波とは、人間の耳では聞こえないおよそ20キロヘルツ以上の高い(周波数が高い)音のことです。小型コウモリは、口または鼻から超音波を出し、その反響を耳で聞き分けて、獲物を捕らえたり障害物を避けたりしています(これをエコーロケーションといいます)。お母さんと子どもの会話にも、超音波が使われます。

 コウモリは種ごとに、特徴的な超音波の周波数やパターンを持っていますが、それは一種類だけではありません。周りの環境や獲物を捕らえる時の状況によって超音波の出し方が異なり、人間の耳に聞こえる声を出すこともあります。

 

洞窟にすむ小型コウモリの仲間。

変わった形の鼻から超音波を出します。▶

 

コウモリの視力

オオコウモリは、夜でも目で物を見て行動しています。小型コウモリは、暗闇で飛びながら小さな昆虫を捕らえるために、視力を使うよりも効果的なエコーロケーションの能力を発達させたと考えられています。しかし小型コウモリが視力を全く使わないわけではありません。

 

飛ぶほ乳類usagikoumori.jpg

ムササビやモモンガなどは「滑空」することはできますが、翼を操って自由に飛ぶことができるほ乳類はコウモリだけ。コウモリの翼は、手の指の間や腕と足、足と尾の間などに「飛膜」が張られてできています。細長い翼で速く飛ぶもの、短く幅広の翼で森の中をひらひらと飛ぶものなど、その種が餌をとる環境によって翼の形が異なります。

 

おもに樹洞をねぐらにする森のコウモリ。

(人間の相当する部位を示しています)▶

 

 

コウモリの役割ookoumori.jpg

オオコウモリの仲間は、果実を食べてその種子を運びます。熱帯雨林の形成に重要な役割を担っているとも言われています。また花の蜜を食べるので、花粉を運ぶ役目もします。オオコウモリの仲間に花粉媒介を頼っている植物もあります。

小型のコウモリは、一晩に体重の1/51/3ほどの昆虫を食べるといわれています(アブラコウモリの体重は510グラム)。アメリカのある研究者は、カビが原因の病気や風力発電の風車への衝突によって、コウモリの数が大幅に減っていることを危惧し、コウモリが農業にどれだけ貢献しているのかを試算しました。その額は、なんと少なく見積もっても全米で年間37億ドル、およそ3000億円。つまり、もし昆虫を食べるコウモリがいなかったら、毎年それだけの殺虫剤を使用しなければならないということです。

 

夜活動しているため、あまり注目されることのないコウモリ。まずは市街地でよく見られるアブラコウモリをみつけて、自然界で大事な役割を果たしているコウモリたちにもぜひ目を向けてみてください。

 

 

〈参考・引用文献〉

内田照章. 1985.『こうもりの不思議』球磨村森林組合.

熊谷さとし,三笠暁子,大沢夕志,大沢啓子. 2002. 『コウモリ観察ブック』人類文化社.

本川雅治,下稲葉さやか,鈴木 聡. 2006. 日本産哺乳類の最近の分類体系 ―阿部(2005)とWilson and Reeder2005)の比較―. 哺乳類科学, 46(2):181-191.

J. G. Boyles et al. 2011. Economic importance of bats in agriculture. Science, 332:41-42.

2011年08月05日

「ローカルみっけウィーク」が始まります !

 いきものみっけの対象種の中には、「特にこの地域からの情報をたくさん集めたい」という種があります。

 以前と比べて分布が変化しているいきものでは、その地域での目撃情報が、変化の様子を調べるうえで

貴重なデータになります。

  「ローカルみっけウィーク」は、そのようないきものに注目して、より多くの報告を寄せていただこう!

というスペシャル期間。今回の期間は、812日(金)から911日(日)まで

対象の地域は東北6県、北陸3県(新潟・石川・富山)、関東9県(1都6県+山梨・静岡)です。

  この夏、それぞれの地域で是非見つけてほしい、「ローカルみっけウィーク」対象のいきもの情報など、
詳しくは812日(金)にトピックスにてお知らせします。お楽しみに!