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2010年03月23日

いきものみっけ in 見沼

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場所:埼玉県見沼
開催日時:平成22年3月7日(日)
案内人:秋元智子さん(環境ネットワーク)、島田由美子さん(見沼ファーム21)
古谷愛子さん、(オリザネット)、榎本建七さん(自然観察指導員)
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あいにくの雨の中、埼玉県さいたま市見沼で親子の自然観察会が行われました。
見沼は田んぼが広がるとても自然豊かな場所です。

湿地だったこの地域では、なんと江戸時代からお米作りが盛んです。 今ではだいぶ少なくなってきてしまっているそうですが、 地元の方が一緒になってお米作りをしているそうです。

特にこの見沼の田んぼで特徴的なのが田んぼの脇にある雑木林。 これは斜面林といって、落ち葉を田んぼの肥やしにしたり 暴風から田んぼを守る役割をしているのです。

そんな自然豊かな見沼にはどんな生き物たちがいるのか 元気いっぱいの子供たちと一緒に観察をしてきました。

まずは観察の前に、簡単にお勉強。 今回先生をつとめてくれたのは古谷さん(オリザネット)です。

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授業はまず問題から始まりました。
「昨日(3月6日)は何の日でしょう?」
これには一緒に参加していたお父さんお母さんも困り顔。
正解は「啓蟄(けいつち)の日」。 これは生き物たちが冬眠から目を覚まし、起き始めるという日だそうです。 まさに"みっけ"日和な日です!



そしてお話は田んぼに暮らす生き物について。 カエルやイナゴはもちろん、田んぼにはシラサギも訪れ ツバメは田んぼの土を使って巣をつくります。 生き物たちにとっても田んぼはとても大切な場所だったんです。

最後に写真を使って"みっけ"の練習。準備万端!さぁ生き物観察に出発です。
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あいにくの雨なので、予定を変更し 田んぼへは行かず、雑木林へ観察しにいきました。

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林へ入った瞬間、あっちこちから"みっけ!"の声が聞こえてきました。 まずはキセル貝を発見。小さくても子供たちはしっかり見つけて来てくれます。次はアマガエルを発見しました。どうやら冬眠から目が覚めたようです。




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そしてまた別の木を発見。なんとクワガタの幼虫をみっけ!これには大人も興奮です。大きくなるのは6月~7月とのことなので、それまでそっとしておきましょう。




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林の奥までいくと穴だらけの木がありました。そうです。犯人はキツツキです。穴をクチバシであけて木の中にいる虫を食べているのです。





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最後に雑木林の出口にシマヘビを発見。 ただこのシマヘビは車にひかれたようで死んでしまっていました。





林を後にして、今度は何を発見したか報告会です。 ほんの少しの時間にも関わらず子供たちはたくさんの生き物を発見しました。
9.jpg10.jpg最後に古谷さんと榎本さんから、今日発見したアマガエルやシマヘビについての話しがありました。 例年ならば4月以降に冬眠から目が覚めるそうです。しかし今では温暖化の影響で毎日の気温の寒暖差が激しくなり 生き物たちは3月でも暖かい日があると勘違いをして出て来てしまうそうです。 そうすると、また寒くなったとき凍えて死んでしまったり 産卵の時期がずれて生態系がくずれてしまう危険があるそうです。温暖化の影響と身近な生き物たちのつながりがわかり、とても勉強になる1日でした。

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最後に見つけた生き物を記録して、楽しい観察の1日が終了しました。






さて最後に、参加者の方々からコメントをいただきました。 参加者の子供たちのなかでも、とびきり元気だった仲良し兄弟とお母さんから。 ※写真左から

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嶋影 晟仁朗くん「シマヘビを初めて見られてうれしかった」
嶋影 早都子さん「子供がとても楽しんでいてうれしかった。  説明もわかりやすく話してくれたので楽しかった。」
嶋影 頌太朗くん「家の近くにはいない生き物が見つけられてよかった。」



2010年02月23日

「ハックルベリーの森で、いきものみっけ」リポート

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実地日:2010年2月1日(月曜日)
場所:ハックルベリーの森(福井県南六呂師)
主催:特定非営利活動法人エコプランふくい
http://ecoplanf.com
協力:ノーム自然環境教育事務所
参加者:福井三谷館保育園の園児たち
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ハックルベリーの森とは、 大野市南六呂師に位置する、標高600mの高原地帯の一角に「ハックルベリーの森」はあります。 年平均で気温は約15度・湿度は約65%・積雪約150cm・広さ約2ヘクタールほどの小さな雑木林ですが 四季を通じて、様々な植物や動物たちが観察できます。




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9時: ノーム自然環境教育事務局に、幼稚園児とボランティアの父兄さんが集合。今回は29名の年中さん年長さんの園児(5~6歳)が参加。 みんながスキーウエアに着替えた後、リーダーの坂口 均さんから今日のスケジュールと山に入るときのルールについてお話がありました。 ルールはひとつだけ。 「山に入ったら、動物たち脅かさないように大きな声を出さないようにしましょう」。



真剣に聞き入る、園児たち。真剣な表情がかわいい。最後に全員が手を上げて「ハーイ!」
バスに乗って5分ほど。 ハックルベリーの森に到着です。
幼稚園は市街地にあり、こんなに雪を見るのは珍しいこと。降り積もった雪山に囲まれて、みんなもワクワクしています。
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積雪は150cmを超えます。 大人は、足が雪に埋もれないようにかんじきを履いてスタンバイ。

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おっと、滑らないように注意、注意。







いざ、出発!こどもたちは、雪に足をとられながら、大自然のプレイグラウンドへ駆け出します。6P1140488.jpg7P1140499.jpg8P1140498.jpg

もこもこした雪の塊は、大きな子どもたちにとって最高の遊具。 雪だるまをつくったり、滑り台にしたり、 何もない自然のなかから遊び場を見つけ出していきます。

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ハックベリーの森につきました。
さて、ここで森のルールの確認。「覚えてるかな?」「森のなかにはいろんな動物さんがいるから、驚かさないように静かに観察しましょう」。みんな、ちゃーんと覚えていました。 全員が森の神様に今日の無事を祈って、いよいよ森へと入ります。




1)動物の足跡を見つけてみよう。 左)真ん中の一列はきつね。移動する際にエネルギーを消耗しないように前足を置いた後に後ろ足を入れるから、二本足のようにまっすぐな跡がつくのだとか。 右2つ)うさぎ。ブルーが前足、ピンクが後ろ足。
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2)においを嗅いでみよう。 うさぎの糞を探してにおいを嗅いでみると、意外や意外。それは、お茶を蒸したようないいにおいなのです。草食なので雪で腐敗されなければ、臭くはならないそう。 みんな、はじめての体験でした。P1140523.jpg

3)雪のなかにあるものは何かな? 雪の表面からうっすら見えるものを当てっこ。そっと雪をはらうと、葉っぱや鳥の羽根などが現れます。なんだか宝探しのようです。
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4)触れてみよう。 野うさぎの冬毛です。たっぷりとしたこの時期の毛は、やわらかくて、ふ~わふわであったかい。
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シェパード犬のミクちゃんの毛はどうかな?
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5)これは何でしょう? 左)"てんそう"という蛾の一種の殻。袋の中でミイラになっていました。 右)大きく剥がれた木の皮。内側に、昆虫の卵が産みつけられていることがあります。
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自然と一緒に遊ぼう! 自然の大すべり台に一同大興奮。頭からスライディングしたり、2人で手をつないで滑ったり。 まさしく体当たりで雪と遊ぶこどもたち。
先生や父兄の方々も「少々やんちゃしたって大丈夫!」と微笑ましく見つめていたのが印象的でした。参加を減るごとに逞しくなってきたそうです。
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大人だって。
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今度は、ごろーんと横になって、森の動物たちになった自分を想像してみましょう。「冬眠している動物は今、どんなことを考えているかな?」 耳を澄ませて風の音を聞き、体に雪の冷たさを感じながら、視界には空の色がいっぱいに広がります。 普段は閉じている感覚を自然のなかで、めいいっぱい働かせる心地よさ。大人の皆さん、こんな風に大地に寝転んだのはいつですか?
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次は、リスやうさぎなど、冬を乗り切るためにがんばっている動物へ、クルミのプレゼント。 「どこでどんな動物が食べてくれるかな?」 各自が場所を決めて、そっとクルミを置いていく。鳥さんにと木の上に。リスさんへと木の節に。
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12時。そろそろ森を出る時間です。 手を合わせて、みんなが無事で帰れることに感謝を捧げます。 目をきゅっとつむり、小さな手のひらを合せる姿がかわいい。森へ感謝する意味は、一人一人違うかもしれませんが、森は神聖であり、自然に対して謙虚な気持ちが芽生えたことは、きっと同じです。
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坂口さんは言います。 「森に住んでいるといわれるノーム(妖精)は、草や木やいろんな生き物たちと力を合わせて、森を守っていると言われます。 私たちはそんなノームの姿を思いながら、様々な活動を通して自然とともに豊かに暮らすこころや智慧をお互いに学びあいたいと考えます」
さあ、春にはどんなふうに森が姿を変えるのでしょう。森での「いきものみっけ」は、これからも続きます。

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近日中に、園児たちの絵と感想文を掲載します。お楽しみに!

2010年02月12日

3月7日 いきものみっけ in 見沼

以下イベントが埼玉県見沼で3月7日に開催されます。是非参加の申し込みを!

平成22年3月7日(日)
集合場所:染谷会館(地図:裏面)
集合時間:午前9時45分(受付開始9時30分)
対 象:親子(お子様は小学生が対象)
定 員:親子20組(40名程度)

-- みっけコース --
染谷会館(30分講話)→加田屋たんぼ
→見沼自然公園→解散(12:00)

【はじめに〝いきもの〟のおはなしを聞いたり、実際に田 んぼ周辺へ〝いきもの〟を観察しにいきます。】

申込方法
申込情報(お名前、ご連絡先(当日の緊急連絡先も))をご記入のうえ、FAX またはE メールでお申し込み下さい。
FAX:048−749−1218 E メールアドレス:goto@kannet-sai.org

※当日は寒いと思いますので、暖かい格好・汚れてもいい格好で参加してください。
※必ず親子でのご参加をお願いします。
※小学生以下のご兄弟ご姉妹がいる場合は、是非ご一緒にご参加下さい。
主催:埼玉県地球温暖化防止活動推進センター/環境省
共催:NPO法人見沼ファーム21

2010年01月15日

いきものと私たち「地球といのちのトークコンサート」リポート

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場所:愛知芸術文化センター小ホール
開催日時:平成21年12月1日(火)
出演:お話 今福道夫先生(京都大学名誉教授)
演奏:ECOミューズデュオ 代表 佐々木伃利子(特定非営利法人日本室内楽アカデミー理事長)
コーディネーター:伊藤達雄 (愛知県地球温暖化防止活動推進センター長、名古屋産業大学名誉学長)

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今回は、2010年10月に開催されるCOP10会議に向け、より一般市民への理解を深めてもらうため会議開催地名古屋で行われた、癒しの音楽とともに私たちといきものとの身近な係わりをハートで感じよう!というイベントです。

まずは、ECOミューズデュオ、佐々木利子さん(ピアノ)と小川剛一郎(チェロ)による、サン・サーンス作曲の「白鳥」で幕開け。うっとりとした美しいメロディーが心をリラックスさせてくれます。
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続いては、今福道夫先生(京都大学名誉教授)のお話。題して「自然は不思議でいっぱい」。 虫に夢中だった小学生時代のお話から、先生が日頃研究されているいきものについてまで、スライドを交えてとても分かりやすくユーモラスに語ってくださいました。








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(↑)これは、先生が小学生時代、友人の西村くんと興奮しながら発見したアカシジミチョウ。後の生物研究のきっかけとなった、キーマン、もといキーバタフライ。
その後も、"コオロギの羽の左右の重なり"についての洞察と実験のお話や、"自然は多くの種が支え合う"ということを実感された、ヒトデと多種の貝のお話など、テレビや新聞ではいただけない貴重な内容が続きました。
たくさんのお話の中で印象的だったのは、先生が度々口にされていた「自然を見ると本当に面白いですね!」という言葉。その言葉の度に、先生の深い探究心と洞察力、いきものに対する愛情とキラキラした心が感じられました。
そんな先生の魅力は会場の皆様にも十分に伝わっています。
ヤドカリの「お宿の取り合い(お宿の交換とも言われています)」の瞬間のビデオでは、思わず客席の大人の方々から、「お〜っ!」という興奮の声が。少年少女の心がよみがえったひと時です。
何か新しいこと、見たことがないことを発見する、というのは新鮮な認識を生んでくれます。今まで気付かずに過ごしていたことに、こんなにも重大な意味があったのだ!ということ。よーく考えると、見ているようで、観ていないのですね、私たち。いきものは、私たちの心に気付きや正しさを発見させてくれる素晴らしい仲間だと改めて感謝!

最後に先生は、「食べ物や健康を維持するもの、紅葉狩りなどの娯楽、自然の不思議を発見するのも、すべていきもののおかげです。」といきものと私たちの関係について身近な例を挙げ、力強くお話してくださいました。 先生の魅力的なお話に、会場は拍手で満たされました。

さて、お次はトークセッション。
生物専門の今福先生、音楽専門の佐々木さん、そして都市専門のコーディネーター伊藤さん、"分野がそれぞれに異なる、まさに多様性な3人!?"と紹介され、様々な分野の視点から感じる、いきものに関するトークが繰り広げられました。しかし、たとえ分野は違っていても、いきものに対する気持ちは同じ。
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今福先生「私たちは、常に自然に依存しています。食、薬、日常のあらゆるもの...。いきものがなくなるのはとても困ります。」
「もっと観察をする目を持つと、いきものに対し違った捉え方ができるのではないでしょうか。そして、結局は人間ひとりひとりが美しい心を持つことが大切ではないかと思います。」と佐々木さん。 伊藤さんからは、「人間だけが環境を変化させているのではないでしょうか。ならば人間は偉そうにするのではなく、もっと謙虚にならなければいけないと思います。個々の心の働きが大切ですね。」



心に響くメッセージでした。
後半は、ECOミューズデュオのコンサートです! 「自然の風景」と「心の風景」という2部構成で、私たちに親しみのある曲からクラシック曲まで、癒しの調べを奏でてくれました。
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自然の風景」第1曲目は、カタロニア民謡「鳥の歌」。
この曲は、平和活動家としても有名であった、スペインのチェロ演奏家パブロ・カザルスが94歳の時にニューヨーク国連本部において「私の生まれ故郷カタロニアの鳥は、ピース、ピース(peace=平和)と鳴くのです」と語り、チェロ演奏したという伝説的なエピソードがあるそうです。*(最後の注釈参照)
小川さんの表現豊かなチェロと、佐々木さんのピアノの旋律が、会場を心酔させました。



その後、馴染み深い曲「赤とんぼ」「荒城の月」と続き、「川の流れのように」ではクラシカルなメロディーがとても新鮮に感じられ、聴衆も聴き入っているよう。また、1曲1曲丁寧に曲の説明をされる佐々木さんの優しい声が一層客席を魅き込みます。
随分と盛り上がってきたところで、第2部「心の風景」が始まりました。
エルガーの「愛のあいさつ」や小椋桂の「愛燦燦」など、愛をテーマとした曲が多い第2部。心がこもった演奏を聞き、"愛"こそ生命のもつ偉大な財産だなあ、と強く実感。
クライマックスを迎えるにふさわしいピアソラの「リベルタンゴ」で演奏は終了。しかし、鳴り止まない拍手により、アンコールに応えてくださいました!
最後は、お二人の演奏で会場の皆様と一緒に「故郷(ふるさと)」を合唱。
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いきものをテーマにみんなが地球というふるさとを思い、ひとつにつながったような気がしました。
音楽の力って本当に素晴らしいですね!
今日もここで、個性が異なる多くの方々が、お互いに何らかの影響を与え合いながら過ごされたと思います。生きるということは、他とのつながり。つながりがないと生きられません。それは、私たち人間だけでなく生命すべてに共通するとても大切な法則。ならば、お互い正しいつながりを築いていきたいものですね。

終了後のお客様の声です。
「とても良かったです! COP10開催1年前記念講演に参加した時に、今回のイベントを知りました。今では「COP10」をとても身近に感じています。」
「素晴らしい演奏に思わず、涙してしまいました。こんなに感激できる会は久しぶりでした!」
一般の方々にも、どんどんCOP10やいきものに対する理解が深まっているなあ、と嬉しい手応えを感じました。それもそのはず、だって「生物多様性」ってこんなにも身近なことなんですもん。

*(ちなみに、その時のスピーチと演奏はYouTubeでアップされています。 http://www.youtube.com/watch?v=rt9iz3xApVg&feature=related) カザルスはアルベルト・シュバイツァーとともに核実験禁止の運動に参加するなど、音楽を通じて世界平和のため積極的に行動した国連平和賞受賞者の一人です

2009年12月10日

六甲山で、いきものみっけ 〜さがして、さわって、学ぶ〜

場所:兵庫県神戸市六甲山自然保護センター及び紅葉谷ブナ林
開催日時:2009年10月25日(日)
講師:兵庫県立大学服部先生、(財)ひょうご環境創造協会 栃本さん

秋も深まり、山も少しずつ紅葉で色づき始めた秋の休日。
兵庫県神戸市六甲山で自然観察会が行われました。

今回は神戸に住んでいる人達にはとても身近な山、「六甲山」で、生物多様性や地球温暖化について学び、実際に体験してみよう、というイベントです。

P1020432_web.jpg 六甲山から神戸の街を見下ろした景色。



参加者は、六甲学院(中学・高校)の生徒と先生合わせて33名。生徒は全員生物部のメンバーで、みんな生き物大好きな男の子達です。 みんなでバスに乗って、六甲山の頂上近くにある六甲山自然保護センターへ、いざ、出発!



P1020264_web.jpg  まずは、センターの中で六甲山の生物多様性について、兵庫県立大学 服部先生のお話を。六甲山の歴史と生物多様性や温暖化の影響について、とても分かりやすく解説していただきました。



 江戸末期には過剰な伐採をされ、一時期「はげ山」になってしまった六甲山。そのため、土砂崩れや水害が絶えませんでしたが、明治時代以降植林をし始めました。それから約100年が経ち、神戸市民や県内の団体のたくさんの協力があり、現在の緑豊かな森へと復活しました。
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 P1020275_web.jpg六甲山が自然ゆたかな理由は、いろんな理由があるそうです。

 まずは、高度。750mまでは照葉樹林帯(シイーカシ帯)、750m−930mの間は自然林の夏緑林帯(ブナ帯)と高度によって植生に違いが生まれるそうです。
 次に、里山として人間と身近だったこと。薪や炭を利用する人達が薪炭用の様々な種類の木を植えてきました。

また、神戸という場所も関係していて、山陽や中国地方、紀伊や南紀、瀬戸内海など、様々な地域からの生物が混ざり合う交差点のようなところであることから、六甲山の自然は豊かになってきたそうです。



午後はいよいよフィールドワークへ!六甲山の頂上付近にある自然林の「紅葉谷ブナ林」にいきました。

 ひょうご環境創造協会の栃本さんのお話によると、昔はたくさんあった六甲山のブナ林は、最近では全部で100本程度になってしまったそうです。

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 年々減っていくブナ林は、地球温暖化の影響が大きいとのこと。ブナは今で標高が750m以上の気温が低いところにしか生えていないのですが、温暖化がどんどん進むと、750m以上のところでも気温が上昇してしまい、ブナが生息できる環境がどんどん上に押し上げられてしまいます。六甲山の標高が930mだということを考えると、数十年後には六甲山では、ブナは見られなくなってしまうかもしれません。

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理由ははっきりしていませんが、最近ではブナがきちんと繁殖できないそうです。写真は中が空洞の実。落ちているのは、こういう実がほとんど。さすが、生物学部の生徒です。みんな熱心に実を探し、質問が飛び交っていました。

最後はみんなで植生調査を体験です。
植生調査とは、その場所に生えている植物の様子(種類や高さなど)を調べること。
今回は10m×10mの正方形の枠を引き、10㎡の中に何種類の植物が生えているかを調べました。みんな初めての体験で、がやがやと楽しそうです。

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大きな山全体を把握したい時は、山のあちこちのポイントで正方形の枠を決めて調査し、山全体の植生を推測するそうです。10㎡の中にも、色々な高さの木や、種類の違った植物があることがわかりました。

P1020400_web.jpg木の高さを測るため、レーザー光線がでる専用の機械も登場!













P1020421_web.jpg真剣に、見つけた植物をメモします。

アカマツ、エゴノキ、サムシバ、リョウブ、タンナサワフタギ、ネジキ、モチツツジ、ヤマツツジ、ツクバネウツギ、イヌツゲ、イロハモミジ、クロモジ、ウリハダカエデ、ツタウルシ、ツルリンドウ、チゴユリ、クリ、ミツバアケビ、・・・・などなど、10㎡の枠の中で、今日見つけた植物は、全部で34種類。  40種類以上あると、その土地は生物多様性は豊か、ということになるそうですが、今回は生物多様性的には、まずまずの数だそうです。




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六甲学院の生徒は、学校の授業ではなかなか体験できない、有意義な時間を過ごせたようで、みんなとても楽しそうでした。もしかすると、近い将来、今日のグループから「いきものハカセ」が生まれるかもしれません!