実地日:2010年2月1日(月曜日)
場所:ハックルベリーの森(福井県南六呂師)
主催:特定非営利活動法人エコプランふくい
http://ecoplanf.com
協力:ノーム自然環境教育事務所
参加者:福井三谷館保育園の園児たち
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ハックルベリーの森とは、 大野市南六呂師に位置する、標高600mの高原地帯の一角に「ハックルベリーの森」はあります。 年平均で気温は約15度・湿度は約65%・積雪約150cm・広さ約2ヘクタールほどの小さな雑木林ですが 四季を通じて、様々な植物や動物たちが観察できます。

9時: ノーム自然環境教育事務局に、幼稚園児とボランティアの父兄さんが集合。今回は29名の年中さん年長さんの園児(5~6歳)が参加。 みんながスキーウエアに着替えた後、リーダーの坂口 均さんから今日のスケジュールと山に入るときのルールについてお話がありました。 ルールはひとつだけ。 「山に入ったら、動物たち脅かさないように大きな声を出さないようにしましょう」。
真剣に聞き入る、園児たち。真剣な表情がかわいい。最後に全員が手を上げて「ハーイ!」
バスに乗って5分ほど。 ハックルベリーの森に到着です。
幼稚園は市街地にあり、こんなに雪を見るのは珍しいこと。降り積もった雪山に囲まれて、みんなもワクワクしています。


積雪は150cmを超えます。 大人は、足が雪に埋もれないようにかんじきを履いてスタンバイ。

おっと、滑らないように注意、注意。
いざ、出発!こどもたちは、雪に足をとられながら、大自然のプレイグラウンドへ駆け出します。



もこもこした雪の塊は、大きな子どもたちにとって最高の遊具。 雪だるまをつくったり、滑り台にしたり、 何もない自然のなかから遊び場を見つけ出していきます。




ハックベリーの森につきました。
さて、ここで森のルールの確認。「覚えてるかな?」「森のなかにはいろんな動物さんがいるから、驚かさないように静かに観察しましょう」。みんな、ちゃーんと覚えていました。 全員が森の神様に今日の無事を祈って、いよいよ森へと入ります。
1)動物の足跡を見つけてみよう。 左)真ん中の一列はきつね。移動する際にエネルギーを消耗しないように前足を置いた後に後ろ足を入れるから、二本足のようにまっすぐな跡がつくのだとか。 右2つ)うさぎ。ブルーが前足、ピンクが後ろ足。


2)においを嗅いでみよう。 うさぎの糞を探してにおいを嗅いでみると、意外や意外。それは、お茶を蒸したようないいにおいなのです。草食なので雪で腐敗されなければ、臭くはならないそう。 みんな、はじめての体験でした。

3)雪のなかにあるものは何かな? 雪の表面からうっすら見えるものを当てっこ。そっと雪をはらうと、葉っぱや鳥の羽根などが現れます。なんだか宝探しのようです。




4)触れてみよう。 野うさぎの冬毛です。たっぷりとしたこの時期の毛は、やわらかくて、ふ~わふわであったかい。


シェパード犬のミクちゃんの毛はどうかな?

5)これは何でしょう? 左)"てんそう"という蛾の一種の殻。袋の中でミイラになっていました。 右)大きく剥がれた木の皮。内側に、昆虫の卵が産みつけられていることがあります。


自然と一緒に遊ぼう! 自然の大すべり台に一同大興奮。頭からスライディングしたり、2人で手をつないで滑ったり。 まさしく体当たりで雪と遊ぶこどもたち。
先生や父兄の方々も「少々やんちゃしたって大丈夫!」と微笑ましく見つめていたのが印象的でした。参加を減るごとに逞しくなってきたそうです。



大人だって。

今度は、ごろーんと横になって、森の動物たちになった自分を想像してみましょう。「冬眠している動物は今、どんなことを考えているかな?」 耳を澄ませて風の音を聞き、体に雪の冷たさを感じながら、視界には空の色がいっぱいに広がります。 普段は閉じている感覚を自然のなかで、めいいっぱい働かせる心地よさ。大人の皆さん、こんな風に大地に寝転んだのはいつですか?

次は、リスやうさぎなど、冬を乗り切るためにがんばっている動物へ、クルミのプレゼント。 「どこでどんな動物が食べてくれるかな?」 各自が場所を決めて、そっとクルミを置いていく。鳥さんにと木の上に。リスさんへと木の節に。



12時。そろそろ森を出る時間です。 手を合わせて、みんなが無事で帰れることに感謝を捧げます。 目をきゅっとつむり、小さな手のひらを合せる姿がかわいい。森へ感謝する意味は、一人一人違うかもしれませんが、森は神聖であり、自然に対して謙虚な気持ちが芽生えたことは、きっと同じです。

坂口さんは言います。 「森に住んでいるといわれるノーム(妖精)は、草や木やいろんな生き物たちと力を合わせて、森を守っていると言われます。 私たちはそんなノームの姿を思いながら、様々な活動を通して自然とともに豊かに暮らすこころや智慧をお互いに学びあいたいと考えます」
さあ、春にはどんなふうに森が姿を変えるのでしょう。森での「いきものみっけ」は、これからも続きます。

近日中に、園児たちの絵と感想文を掲載します。お楽しみに!


















