立春が過ぎ、暦のうえでは春ですが、皆さんのまわりでは春を感じることができますか?季節の変わり目は、いきものみっけにとって重要な時期です。いきものが活動を始めた時期と各地の気温を照らし合わせてみると、温度や気候の変化がいきもののくらしに与える影響について分かるかもしれません。今回は、特にこれから注目したい春のいきものをピックアップしました。皆さんのまわりにいるいきものの今を、探してみてください。
<ジョウビタキ>
秋に大陸から渡ってくるジョウビタキは、春になると繁殖のために、また大陸に戻っていきます。この時期は、「ヒッヒッヒッ」という地鳴き以外に、さえずりの練習を始めるジョウビタキもいるようです。繁殖に向けて、着々と準備を始めているのでしょう。
いきものみっけではすでに650件以上の報告をいただいていますが、日本で、いつまでジョウビタキが見られるのか観察することで、春の渡りの時期を推測することができます。引き続きジョウビタキのみっけ報告をお願いします。
<ウグイスのさえずり>
「ホーホケキョ」というウグイスのさえずりは、春になって、繁殖のために縄張りを主張したりメスを求める、オスの鳴き声です。
鳥のメスは、オスを選ぶのに上手なさえずりを一つの目安にしていると言われています。上手にさえずるには、経験や体力が必要です。丈夫な子孫を残したいメスは、さえずり上手なオスを選ぶため、オスの「上手にさえずる」遺伝子が受け継がれていきます。ウグイスのような美しいさえずりは、メスの好みでさらに複雑にさえずる方向に進化してきた結果だと考えられています。
昨年の春に生まれた若いオスは、年上のオスの上手なさえずりを真似して鳴き方を覚えていくそうです。練習を重ねて、パートナーを見つけられると良いですね。
<マンサクの花>
黄色いリボンのような花びらが特徴のマンサク。その名前は、春を先取りして「まず咲く」ことや、枝いっぱいに花が咲く「満咲く」などに由来すると言われています。
早春に開花しますが、暖かい地域と寒い地域では開花時期に2~3ヶ月ほどの開きがあります。また、公園で見られる中国産の園芸種は、山地や林の中に自生している野生種より
花が咲く時期が早いといわれています。
日本海側で見られるマルバマンサクのほか、オオバマンサク、ウラジロマンサクなどでも報告できますので、春の訪れを知らせるマンサクの花を探してみてください。
<ヒキガエルの卵>
大きく分けると、近畿以東にはアズマヒキガエル、近畿以西にはニホンヒキガエルがすんでいます。普段は山地の森林などにいますが、繁殖の時だけ水辺にやって来ますので、移動するヒキガエルを見かけたら近くで卵を見つけることができるかもしれません。
浅い池・沼や、水田などで、無数の卵が入ったゼリー状の管を見つけたら、いきものみっけへの報告をお願いします。
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