いきものみっけ ミンミン対談 つるの剛士がセミの先生に会いに行く!!!

つるの剛士さんのセミの鳴きまねを中心のお届けする第二弾。つるのさんの鳴きまねのクオリティは紙谷先生も太鼓判をおしています。これからセミの季節がやってきます。つるのさんの鳴きまねを参考に、この夏、セミのいきものみっけをしてみましょう!

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油を揚げる音に似ているから「アブラゼミ」

他のセミ、たとえばクマゼミが鳴いていると鳴きやんでしまうほどシャイなアブラゼミ。クマゼミがいる西日本では、午後から鳴くそうですが、関東ではクマゼミが少ないので朝から鳴くそうです。アブラゼミといえば、日本で一番数が多く、ポピュラーなセミ。平地から山地まで、分布も広く生息していて、茶色いハネで、誰もが一度は見たことのあるセミだと思います。つるのさんいわく、鳴きマネは一番むずかしい!特徴がない分、メリハリのつけかたと聴かせどころに気をつけているそう。

シャーンシャンシャンシャン「クマゼミ」

こちらも、先生から「お上手!」の声が。よく特徴をつかんでいます!日本で一番姿も大きく、声も大きいクマゼミ。西日本を中心に生息しています。九州生まれ、大阪育ちのつるのさんが、小学校6年生で東京に引っ越してきたとき、東京にクマゼミはいませんでした。セミの帝王であるクマゼミを東京の子どもたちにも知ってほしい!と、つるの少年は熱く訴えたそうです。先生によると、20年前から関東でも少しずつクマゼミの生息が確認されているとのこと。オレンジ色の胸の板をふるわせて鳴くセミの帝王クマゼミを、みなさんも見つけてみてください。

セミ先生も大笑い!「エゾハルゼミ」

ミョーキ〜ン、ミョーキ〜ン、ケケケケ・・・・と鳴くエゾハルゼミ。セミの先生にも太鼓判をいただきました!東京でも山や標高の高いところでしかお目見えできません。姿は小さいけれど、声は大きい。イントロが特徴的なセミです。日本で初めて鳴きはじめるハルゼミ。その中でも、北海道で発見されたため「エゾハルゼミ」だそうですが、九州など広く分布しています。

関東でもおなじみ「ミンミンゼミ」

ミンミンゼミは、もともと森林にすむセミで、西日本では低山の林に生息しています。関東以北では平地にすみ、市街地の街路樹などでもよく鳴いています。西日本では、数が多いクマゼミと、発生する時期をずらしてすみわけていると言われています。セミの鳴き声として一番ポピュラーで、テレビやドラマの効果音としてよく使われています。つるの少年は東京に来て初めてミンミンゼミの鳴き声を聴いたとき、「テレビと一緒だ!」と感動したそうです。ここで先生からご指摘が。九州や西日本が舞台のドラマでミンミンゼミの鳴き声が聴こえたり、東京なのにクマゼミの鳴き声が聴こえたりすると、違和感を覚えるとのこと!テレビ関係者のみなさん、セミの鳴き声はごまかせません!その地方固有のセミの鳴き声に気をつけましょう。また、「ミーンミン」というフレーズのくり返し数が、関東ではだいたい13回、西日本では7〜8回と異なるそうです。セミの世界にも方言があるのかもしれません。ほかにもリュウキュウアブラゼミやリュウキュウクマゼミなど、同じ種類でも地方によって鳴き声が全然ちがうセミがいます。そのちがいを覚えることが、セミの奥深さを知るキッカケになるかもしれません。

地味だけど、一番聴く?「ニイニイゼミ」

平べったくて、ハネの模様が茶色い斑点、ボディが緑っぽくて小さい、ニイニイゼミ。おそらく耳にする機会が一番多いそうですが、なにしろ地味!だそうです。ニイニイゼミの抜け殻は泥だらけ。先生によると、幼虫時代に体のまわりに粘着する分泌液をだし、そうすることで乾燥に強いセミなのでは、と言われているそうです。この泥だらけの抜け殻は、ニイニイゼミだけ。すぐに分かるので、ぜひ探してみてください!

もの悲しい、けど、楽しい「ヒグラシ」

つるのさんによると、前は夏の終わりと秋口に聴くことが多かったそう。でも最近は真夏でも鳴いていることに気がついたそうです。実は、ヒグラシは7月位から初鳴きが記録されているとのこと。7月終わりから8月終わりまで中休みがあって、また夏の終わりくらいに鳴くのだそう。だんだん日が落ちていって明るさがなくなる頃に鳴きはじめるため、寂しげな印象を持つ人も多いのかもしれません。つるのさんは以前、森でつかまえたヒグラシを家で放ち、夜中に鳴くヒグラシの声のボリュームにビックリ!驚いたそうです。また沖縄のリュウキュウヒグラシの鳴き声は、高めでとても綺麗だそうですよ。夏休み、沖縄にいらした際は、ぜひ聴いてみてください。

ワビ・サビを持つセミ「ツクツクボウシ」

つるのさんいわく日本で唯一ワビ・サビ・エンディングを持っているセミ!セミの中でも飛び抜けています。セミの合唱も、聴いていて面白い!のですが、実は合唱はセミの世界では「邪魔をしている」そうです。セミは求愛のために鳴いているので、相手の音をかき消して、自分の方にメスを呼びたいそうです。セミの合唱は、聴き手には楽しい合唱ですが、セミ同士では闘いだったんですね。

本当に参考になるつるのさんのセミの鳴きマネ。

つるのさんのセミの鳴きマネはいかがでしたか?今回のセミの鳴き声を参考に、セミの鳴き声を聴きわけて、ぜひ「いきものみっけ」してください!まだまだ続く、ミンミン対談。次回は最終回!生物多様性と「いきものみっけ」についてつるのさんと先生がお話しします。

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