フキノトウは、「苞がまだ紫がかり、花が咲く前に、地面から半分くらいのぞいているのをみつけた日」という定義で報告していただきました。各都道府県で最も早い報告日を「最早日」、その都道府県で2件目に報告のあった日(報告件数が3件以下の場合は最も早い報告)を「初見日」と定義し、集計を行いました。その結果をまとめたのが表1です。全国で最も早い報告日があったのは東京都大田区の1月5日で、最早日が最も遅かったのは、茨城県つくば市の4月22日でした。また各都道府県の最早日を月別に色分けしたのが図1です。北海道・青森県・秋田県・岩手県では初見日が3月でしたが、それより南の地域では初見日が1月から4月まで地域により様々で、はっきりした傾向はつかめませんでした。
表1:フキノトウの結果
表1:フキノトウの結果
図1:フキノトウの初見日(2008年度いきものみっけ)
図1:フキノトウの初見日(2008年度いきものみっけ)
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フキノトウが見られる場所は、雪の下であったり、日当たりがよい公園の地面や河原であったりと、その環境は様々です。そのため、同じ都道府県でも初見日の幅が非常に大きくなったと思われます。また、フキノトウがあまり目立たず見つかりにくかったり、特に積雪がある場所では雪が溶け始めてフキノトウが見つかった時には、もう苞が開き始めて花が少し見える状態であった可能性もあります。

各県の報告を見ると、北海道と東北地方6県のフキノトウの報告件数は合計54件で、同じ時期に調べたウグイスの30件、モンシロチョウの13件を大きく上回っていました。これらの地域ではフキノトウが早春の山の幸として人々の生活に密着したものであることがうかがえました。