「開花日」は、気象庁の生物季節観測と同じ基準である「茎の先につく花が数輪咲き始 めた日」と定義しました。各都道府県で最も早く報告のあった日を「最早日」、その都道府 県で3 件目に報告のあった日を「開花日」と定義し、集計を行いました。その結果をまとめたのが、表1です。最早日を見ると、全国で最も早い報告があったのは、北海道札幌市 の8月1日で、最も遅かったのは島根県安芸市と徳島県美馬市の9月 20 日となり、秋の訪れが早い北海道地方と西日本では2か月弱の開きが見られました。

- 図1:ヒガンバナの調査結果(最早日)
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- 図2:ヒガンバナの調査結果(開花日)
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また、開花日の報告のあった日を地図に色分けをして表してみました(図1,2)。2008年の「いきものしらべ」の結果は、最早日、開花日とも、北から南へ開花が広がっていくという明らかな傾向は見られず、全国的に8月下旬から9月中旬の 1か月弱の期間に集中 していました。
ヒガンバナの開花は、南北に長く地域によって気候が異なるにも関わらず、わずか1カ月ほどの短い期間でほとんど全国一斉に起きると言えるようです。温暖化による開花日のずれをとらえるためには、これからも日単位で、なるべく数多くの正確な情報を集めていく必要があります。気象庁の生物季節観測では、ヒガンバナの調査地点数が少なく、十分な比較ができないため、過去データとの比較は行っていません。しかし、「いきものみっけ」では、2009年もひき続きヒガンバナの開花日の調査を行い、「いきものみっけ」としてこれからの変化を追跡していきたいと考えていますので、今年もよろしくお願いします。


















