お待たせしました!いきものみっけオリジナルコラムの連載がスタートします。まずは「いきものみっけ」キャンペーンディレクターのマエキタミヤコさん。「季節の移り変わりを可視化する。いきものみっけ。」をコンセプトに、なにげない日々の生活の中での「自然へのまなざし」と「変化に気づくセンス」の大切さについて、 "マエキタ的「街で見かけた、いきものみっけ」"をテーマにコラムを執筆していただきます。

いきものみっけ、キャンペーンディレクターのマエキタミヤコです。
昨日、家の近所にある給水場の道を散歩していたら、すーっと伸びた若い緑の茎を発見。あ、これはきっと、ひがんばな(彼岸花)だ。花はまだ咲いてないかな、と注意してみると、固いつぼみが先っぽについていました。もうそろそろ咲くなあ、秋だなあ、と思っていたら、次の瞬間にゲリラ豪雨。雷こそ鳴らなかったけど、バイクのお兄さんがもの凄い形相をして耐えて走っていたのを見て、ほんとゲリラ豪雨って秀逸のネーミング、とあらためて感心してしまいました。

激動の生物多様性元年*注釈、2008年9月の15日。人間社会では川辺川ダム建設反対が決まったり、解散総選挙が騒がれたりと、激動だけど、せめて自然の世界だけは「国破れて山河有り」みたいにゆったりとしていてほしい。ああ、それなのに、温暖化で自然界にご迷惑をおかけしている私たちニンゲン。自然界のみなさま、本当に申し訳ありません。なんとか近々挽回しますから、もうしばらくお待ちください。

家の隣のけやきの木では、ツクツクボウシが今日も鳴いていました。もちろん、今日も「いきものみっけ」に報告しましたよ。おもしろいのはうちの隣のけやきの木では、ミンミンゼミが鳴く日よりもツクツクボウシが鳴く日が多いの。一般的にはツクツクボウシよりもミンミンゼミのほうが多いような気がしてたけど、そんなことないのかな。

テレビを見ていると「温暖化はよくないよ、防ごう」という情報は増えたけど、「生物多様性は大事だよ、守ろう」という情報はまだまだ。生物多様性の方がよりエコの基本なのだから、もっと情報発信しなくっちゃ。
というわけで、温暖化と生物多様性の両方できる「いきものみっけ」。

生態系について、専門家の調査はめずらしくありませんが、じぶんたちの力で自然を調べたり、観察をすることに意義があります。この「いきものみっけ」では、まず、自分でみつけて、知ること。そこからわかったことを、みんなでシェアすること、共有すること。たくさん集まったデータは、学術的に利用したり、世界に発信したりすることもできます。

人間の手が壊してしまった環境を取り戻すのも、やっぱり人間の手です。
それには、なにげない日々の生活の中での「自然へのまなざし」と「変化に気づくセンス」が大切です。これからは月に一度、"マエキタ的「街で見かけた、いきものみっけ」"をテーマにコラムを展開していきますので、どうぞよろしくおねがいします!

*注釈:
本年6月6日に、生物多様性の保全を目的とした「生物多様性基本法」が公布・施行されました。また、5月には2010年に「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」を愛知県名古屋市で開催することが、決定されました。
マエキタミヤコ
「いきものみっけ」キャンペーンディレクター:コピーライター/クリエイティブディレクター。広告メディアクリエイティブ「サステナ」代表。大小多数NGOの広告をはじめ「フードマイレージ」「リスペクト3R」プロジェクトなどを手がける。