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- いろんなちがいの大切さ

すべての「いきもの」の間にある「ちがい」をさします。このちがいについてもう少しくわしく表現したのが、「種の多様性」や「種内の多様性」、「生態系の多様性」ということばです。
地球上には数えきれないほどのいきものがいます。これまでわかっているものだけでも約170万種といわれています。地球上のいきものは全部で何種とハッキリいうことは難しいですが、それでも1000万種から3000万種をこえるのではないかと推測されています。しかも、私たちの顔がそれぞれちがうように、同じ種のいきものでも、それぞれ違う「個性」をもっています。これは長い時をかけて、遠い祖先のいきものから少しずつ枝分かれしてきた結果です。

いきものは、地球上のいろいろな場所に、住む所を見つけてくらしています。そしてそこの環境とそこにいるいきもの同士の、「食う、食われる」や、「利用したり、されたり」というようなかかわりあいによって、「生態系」というつながりをつくっています。このつながりには、同じものは一つもなく、そこからいなくなってもいい「いきもの」もいません。それぞれのいきものがそこで重要な役割を果たしているのです。
私たち人間も生物多様性という「つながり」の中にいる「いきもの」です。私たちは自分たちの力だけ生きてゆくことはできません。生物多様性は、私たちに食べ物や薬、遊びの場や文化などをあたえてくれ、私たちの「いのちとくらし」を支えてくれています。

残念ながら私たちは、自分たちのわがままやムダづかいによって、このいきものの「個性」や「つながり」を壊し続けています。いきものの個性やつながりが乏しくなると、これまでいろいろないきものによって支えられていた微妙なバランスがくずれ、取り返しのつかないことになるかもしれません。私たち人間でいえば、食べ物が不足したり、予期しない病気や災害がおこったりするかもしれません。
かけがえのない「いきもの」どうしのつながりや、生物多様性の恵みについて、ちゃんとみんなで考えてみよう、という動きが出てきたのは、ここ20年くらいのことです。一つしかない地球の生物多様性について守ってゆくことや、生物多様性の恵みを利用してゆくことについての約束を世界の国々の間でつくりました。現在191の国などがこの約束に参加しています。
私たちにとって「生物多様性」について大切なのは、これらの難しい言葉を覚えたり使ったりする事ではなくて、私たちのくらしの中で、いきものの「ちがい(個性)」と「つながり」を忘れないようにする事です。今、私たちは小さな事でも良いので、行動することが必要になってきています。たとえば、この「いきものみっけ」を通じて身近な自然とのつながりについて目を向けてみるのもりっぱな行動の一つです。

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